成田
天気が良いので午後から成田に出かけた。成田といっても空港ではなく成田の町だ。元は佐原へ行きたいと考えていたのだ下、JR成田の乗り換えで約30分待たなければならないというのを知り、目的地変更して、下車した。駅を出て直ぐ成田山新勝寺への案内板があったので、行った事の無いことを思い立ち向かった。
やがて表参道に行き着いたのだが、良くある門前町といった光景であった。ただ、ヤハリ観光客目当ての店が軒を連ねていた。窮屈な参道に少し古びた店。また参道自体が曲りくねったものだったので、趣があった。
新勝寺は平成20年に、開基1070年を迎えるらしく、本堂の修復などを平成20年に行うらしい。この寺は外見上そんなに古くは思えないのだが、いろいろと歴史があるみたいだ。本尊は不動明王と書いてあった。不動明王というと、芥川龍之介の『地獄変』と思い出す。隣家からの延焼に見舞われた自宅に家族を置き去りにし、本物の不動明王の絵を火の中に見出した絵師の話だ。なぜ、不動明王なのだろう。よくわからないが、寒さを感じた。事実千葉県南部に比べ少し寒かった。
新勝寺の山門入って直ぐに池がある。有難い亀が山のように折り重なっていた。
うなぎ
カンヌ映画祭パルムドール受賞なんてのに惹かれて観た。舞台は佐原。今日行っとけばよかったというような美しい風景だった。
さて、話は浮気の現場に遭遇した主人公が妻を殺してしまうところから始まる。8年の刑期を経て保護観察で佐原に住む。表題のうなぎは刑務所でかっていたもの。やがて湖畔で女性が服毒自殺未遂で倒れているのを発見し。。
なぜうなぎなのかは、難しいが佐原を舞台にするうえでの関連付けか。全体として美しい風景のもと話は進む。時折コメディタッチの場面もありただただゆったりと話は流れる。
たまにはこのような映画も良いかな。という感想。ただなぜパルムドールなのかは良くわからない。ただ観終わった後味が良かった。
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