スーツ

普段は背広を着て仕事をしているのだが、最近は療養で1ヶ月近く着ていなかった。先日の診療は会社の関係の診療所なので久し振りにスーツで行った。やはり制服のようなもので着ると若干緊張するようだ。歩幅を長くとり、足早に歩く。
今日は打って変わって、のんびーり*1過ごすようにしてみた。課題を作らず、気が向いたことだけをやる。これがまた大変なことだ。何を贅沢なことしているのだと思われるかもしれないが、世の中には同様にしている人も居るらしい。*2勤労の義務*3を果たせていない状態だ。

最近は金欠だった(さらに金欠になる予定)のため、ブックオフ*4で1冊100円程度の本ばかり紹介してきたが、今回は大判ぶるまいで映画の紹介。
久し振りに観た傑作。その傑作感は、観ている時ではなく、観終わった後にジワジワと効いてくる。本作は、記憶喪失した男の物語。フィンランドヘルシンキを舞台に繰り広げられる作品で、寒い北欧で暮らす労働者階級の人々のささやかな暖かさがにじみ出ている。カンヌ映画祭でグランプリ。サウンドトラックではなぜかクレイジーケンバンドが入っている。
ところで、本作では、救世軍*5がでてくる。救世軍を知ったのは救世軍を関した病院が日本にあるのがキッカケだった。救世軍キリスト教プロテスタントで軍隊式組織を採用したことからこのような名前になっているとのこと。作品の中でも軍服を着て登場人物が出てきて、無償で食料を配るシーンがあり、初めは無知から、社会主義国での話しかと思ったが、資本主義国家でもこのような取組みがあることを知った。

*1:前のブログを参照

*2:http://www.ohmynews.co.jp/news/20080128/20242

*3:日本国憲法第27条第1項には、”すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。”とある

*4:本・家電を売るならBOOKOFF(ブックオフ)

*5:http://www.salvationarmy.or.jp/index.html