六義園

先日六義園にいった。積雪の影響で足元がぬかるみ、靴がどろどろになった。池を取り囲むように散策路が配置されている庭園を、薄い日が横から照らしていた。
園の入口には四季それぞれで観ることのできる花々の写真が掲示されていた。今は牡丹であった。園内に雪よけをかぶった牡丹が3本あったが、いずれも花びらが散っていた。牡丹の花は大人の手のひら程度の大きさであり、花びらは透けるのでは無いかと思うぐらいに薄い。紫に近い赤、白など様々な色を魅せるのだが、その色は淡い。
足元が悪いにもかかわらず園内は盛況であった。散策路には部分的に備えられた石畳をあるくと、向こうから来る人とすれ違うときには、一旦石畳を外れなければならなかった。足元に注意してあるくばかり、園内の景色をよくみることを忘れていた。
六義園は江戸時代五代将軍綱吉のころに、柳沢吉保*1により開設された。今は東京都が管理している。

2000年の作品。「ビジネス書」に分類されるが、内容はビジネスの枠に捕われないものだ。キャリアショックとは受動的に発生するビジネス上のキャリア変更を指す。このショックへの耐性を事前に作っておくべきと主張されている。耐性を観につけるにあたり、仕事の内容をWHAT,HOW,DO,CHECK*2にわけ、仕事の目的を作るWHATに携わり、その上でHOW,DO,CHECKに一貫して取り組める人材になる必要があると説く。さらに、現在の社会情勢を踏まえるとキャリアが計画通りに進むことは無く、計画を立てるのでは無く、「流れ」に乗ることが必要としている。現実的な観点からキャリアショックを題材にしつつ、幸せに過ごすために最も大切なものは何かが筆者の観点で丁寧に論説されている。文体・構成も読み易く推奨できる。

*1:当時の川越藩

*2:PDCAサイクルのようなもの