9月のはじまり

久しぶりにPCのディスプレイを買い換えた。19インチの横長タイプだ。以前から15インチを使い続けていたので、少し横に大きくなった。デスクトップPCを安価で使っている。ノートPCとの違いといえば大きいディスプレイを選択できることぐらいか。以前はデスクトップの方がCPUの性能が良かったのだが、いまではそうでもないようだ。ところで、最近は、以前に比べ少し涼しくなった。今日は久しぶりに会社都合の休日だ。昨日は1:30まで仕事だったので、「休む」ことがメインだった。所得が低く仕事は忙しい。この構図はいつまでつづくのだろうか。

本作は、何度も映画化された脚本を元にしている。原作は『地球最後の男』と言う作品。この世で最後の人間と思えるような予告編を観て「購入」した。はじめは面白かったが、ストーリに説明不足なところがあり少し疑問がのこる。後半はとってつけたような展開。映像は凄いが。よかったのはフォードのムスタングをニューヨークを疾走するシーンくらいか。
宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ

宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ

友人から薦められて聴いた。結構よかった。最近知ったがVoは夭折していた。少し重く感じている。
竹山ひとり旅 [DVD]

竹山ひとり旅 [DVD]

北東北から北海道にかけての昭和50年代の風景をバックに物語は展開される。ロケがこの年代であるが、時代設定は昭和初期である。主人公の高橋竹山津軽三味線で有名な方のようだ。物悲しい三味線の音楽と寒い日本の風景が交錯する。凄い作品だ。ただ、竹山のお母さんは進出鬼没。母子愛といわれてもこれは少し煩い。林隆三の演技もprimitiveで良い。推奨。塚本信也監督作品。この監督が好きでよくみることは以前から書いているが、ややともするとグロテスクなものが多く観るものを選ぶ。本作も解剖学実習を主体に映画を組み立てているので、すこしグロい。話の展開は激しくはないが、斬新なカメラワークや妙な雰囲気はこの監督ならでは。ファン向け。
Screamadelica

Screamadelica

いままで紹介していないと思う。後作ではもう少し南部音楽に傾倒するが、本作はマンチェスターブームと呼ばれるハッピーマンデーズやストーンローゼスの雰囲気に近いもの。とはいえ、後作の予兆を感じさせるところもある。傑作揃いで、ダンスミュージックがそんなに好きでなくとも聴ける。推奨。
火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

単に長い作品だったので、読破できなくていた。読んだ。クレジットカード地獄の作品。サブプライムローンで金融不安が起こったのは今年の前半の大きなトピックスであったが、本作も主題はこれに深く関連する。背筋が凍る作品である。推奨。
健康ブームを問う (岩波新書)

健康ブームを問う (岩波新書)

寝つきが悪い場合にはどうすればよいのかなど、健康ブームにおける虚構と現実を専門家へのヒアリングで構成する作品。最後に健康寿命の話がでてくる。平均寿命が長くなるよりも健康寿命が長くなるスピードをあげる必要があるとのこと。PPK(ピンピンコロリ)なんかに興味があるかたはどうぞ。作品としては内容の性質上、雑把な印象が否めない。