成田

天気が良いので午後から成田に出かけた。成田といっても空港ではなく成田の町だ。元は佐原へ行きたいと考えていたのだ下、JR成田の乗り換えで約30分待たなければならないというのを知り、目的地変更して、下車した。駅を出て直ぐ成田山新勝寺への案内板があったので、行った事の無いことを思い立ち向かった。
やがて表参道に行き着いたのだが、良くある門前町といった光景であった。ただ、ヤハリ観光客目当ての店が軒を連ねていた。窮屈な参道に少し古びた店。また参道自体が曲りくねったものだったので、趣があった。

新勝寺は平成20年に、開基1070年を迎えるらしく、本堂の修復などを平成20年に行うらしい。この寺は外見上そんなに古くは思えないのだが、いろいろと歴史があるみたいだ。本尊は不動明王と書いてあった。不動明王というと、芥川龍之介の『地獄変』と思い出す。隣家からの延焼に見舞われた自宅に家族を置き去りにし、本物の不動明王の絵を火の中に見出した絵師の話だ。なぜ、不動明王なのだろう。よくわからないが、寒さを感じた。事実千葉県南部に比べ少し寒かった。
新勝寺の山門入って直ぐに池がある。有難い亀が山のように折り重なっていた。