空想癖

昔は空想癖があった。今はもう無い。無いというか、空想することを忘れた感がある。余裕がないのか、考え方が合理的になったのか。不合理であることが自然なのかもしれない。少し緊張を弱めた方が良いのかもしれない。気を抜いたらもう終わりなのか。この想いこそが空想なのかもしれない。

Electric Ladyland

Electric Ladyland

Jimi Hendrix experience名義での3作目にして、生前最後のスタジオアルバム。特に素晴らしいのはvoodoo chileだ。slight returnも凄いが、この曲のintroを聴いただけで身の毛がよだつ。自分自身を強く認識したうえで、己自身を鼓舞するというのが、歌詞の内容だ。悲しくも恐ろしいほどに力強く、極限まで身を削って音にしたようなアルバムだ。60年代ロックの金字塔であり、孤高に位置する作品。