回想録

ふとしたことからかなり前の記憶がよみがえり、その後突然我に返ることがないだろうか。
なぜこのようなことになるのか分からないが、色々と気を巡らして良く考えている時にあるような気がする。気を巡らしているうちに、連想ゲームのように論理矛盾を許してしまう。すなわち気の緩みから、突然昔を思い出したりするのだ。
最も印象に残る瞬間にかぎって、その印象を人工的に記録することは難しい。自分の記憶にあるだけだから、余計に貴重なものなのだ。回想録など存在しない。
貴重な瞬間に立ち戻れる時こそ、貴重な瞬間なのかもしれない。少し変な気もするが。

Hotel California

1976発表のこの作品の中でも好きなのはlife in the past laneだ。他の曲はジットリとしているが、アッサリしているのはこの曲ぐらいだからだ。しかし、どの曲も恐ろしく素晴らしい。70's rockに詳しい必要は無く、ドンヘンリーの歌声が気に入れば、直ぐに受け容れられる作品だ。名盤という言葉自体が、このアルバムのためにあると思えるほどの作品。