モチベーション

ってなんだろうか。
仕事をしていると、モチベーションの低下により、仕事が手につかないなんて話を良く聞く。やる気がないことをモチベーションという言葉を使ってやや、抽象的に言っているのだろう。
モチベーション=やる気であると強引に仮定すると、やる気がないのは何のためだとなってくる。仕事に興味がない。頑張っても成果が得られない。成果を上げたのにその対価が得られない。すなわち、思い描く状態からの乖離を埋める術がない状態の場合、やる気の減退が発生するのだろうか。
そもそも社会人はいつ何時でも、一定の質での活動が求められる。お金を対価として活動している場合、当然のことでもある。一定の質を維持する場合、やる気の減退は大問題となってくる。やる気を維持することはできるのだろうか。
そもそもやる気なんて、実は感情的なものである。仕事に対面する時、常に感情的なものが足を引っ張るものである。以前聞いた話に、「口喧嘩になった場合、それはもう、仕事ではない」というものがある。最近読んだ、社会人のマナーの本では、「このような場合は、事態の沈静化を待ち、少したってから、再度確認しましょう」となっていた。つまり、感情から仕事の活動を分離するのが良い方策なのだ。
ここで、考えたのが、「やる気をコントロールする」という方法。自分自身を仕事におけるもう一人の自分と仮定し、凄く強い人格を作り上げるというもの。すべての活動は、仕事とは関わりのない自分によってコントロールされる。そのためには、「仕事用の自分」を準備するのだ。仕事用の自分の活動もまた全てコントロール下に置かれている。仕事用の自分には、感情自体が必要ないため、死ぬも生きるも関係無いのだ。物事を分離するため、状況にあわせた振る舞い自体を切り離されたものと位置づける。自分本体との関連性を薄くし、感情からの侵略を防ぐのだ。
物事を整理すること。これから始まる気がする。整理しつくしたところに、無感情がまっている。そんな気がする。

尚、モチベーションについて昔調べた経緯がある。以下の文献を参考にされたい。

モチベーション入門 (日経文庫)

モチベーション入門 (日経文庫)