伊東に行った。

もともと、伊豆スカイラインに行きたかったので、伊豆半島に出かけたのだ。伊豆までの道のりは、東名高速厚木ICで降り、小田原厚木道路を走る。終点まで行って、箱根ターンパイクを走る。十国峠で伊豆スカイラインに到着。伊豆スカイラインに来るまでにすでにかなり険しい山坂道を通る。運転者にとっては到着したころにはヘトヘトになっている。只、伊豆スカイラインからの眺めはすばらしい。伊豆半島の山の稜線に沿って走ることになり、相模湾熱海市)、駿河湾静岡市)を一望できる。また、伊豆半島自体の山並みもすばらしい。
伊豆スカイラインを終点まで行くと、そこより伊東市へ下ることとなる。伊東市についてから、135号線を南に少し下ると川名という町に至る。海の方に下ると、東小路という集落に行き着く。この辺りは小さな湾になっており、漁村を形成している。ここに海女の家という、海女料理を出す店がある。ここで、昼食をとった。なかでも美味しかったのは味噌汁である。具に海草が多量にはいり、良い。磯の味かもしれないが、それほどくどいものでない。昆布だしと言うように、海草からもだしがとれるのだろうか。(ここでは海藻ではなく、海草とした。。)
食事を終え、海岸脇の道に出る。はや、太陽が傾き出したところに、風が緩やかに吹く。丁度、向かいの家から配達業務中の郵便局の職員がバイクに跨った。音を立てて、目の前から海岸脇の道を遠ざかって行く。見渡せば集落は一望できる。他の集落に向かうのだろうか。中心部とは別の方角に向かって行く。嗚呼、こんなところで静かに生活できたら、と思ったが、友人に、「現実をみろ、直ぐに飽きる。」と宥められた。せめて伊豆の踊り子に出会えればと。どこにも見当たらなかった。