ショッキング→ブルー

nirvanaの曲名。だが、話が在る。

昨日、仕事中に電車に乗って移動した。朝の10時ごろだった。車両の中は少し混んでおり、座席に座るのは困難なため、ドア辺りにもたれ掛かり本を読み始めた。扉が閉まる直前に多くの人が乗り込み、ごった返してきた。
偶然近くに、高校生の2人組みが乗り込んできた。かれらは何かよくわからないがけたたましく話している。電車は加速し、幾つかの橋を渡る。やがて地下に入る。朝の10時と言う時間は、遅れて出勤するサラリーマンや、学生などが主だ。9時前の中高年も含めたサラリーマン・サラリーウーマン一色の状況とは少しことなる。
で、事件は起こった。途中で停車した駅で、高校生の一人が、電車から開いたドアごしに唾を吐いたのだ。次の駅でも同様だった。もう一人の高校生は唾を吐いた友人に対し、
「カッコいいよ!○○○」
なんて、言っている。今度は、この発言した高校生がM&Mチョコレートか何かをもう一人の高校生に口を開けさせておいて投げつけ、上手く食べれるかを試し始めた。一粒が床に落ち、ころがった。これを観たサラリーマンがこれを拾って口を開いていた高校生に手渡した。
「ありがとうございます!」
すがすがしいと言う形容詞はまったく当たらないかもしれないが、この状況だけを観た者だと、そう思うような受け答えをした。
やがて、高校生は駅に降り立った。スキップするようにホームを歩き去っていく。
これは実際に在った話。何か釈然としない。唾を吐いたことに注意しなかったからか。自分にとって、ひょろひょろとしたまだ若い高校生からは何の威圧感も受けなかったし、いつでもそうできたはず。逆に無垢な受け答えから、気持ちが悪くなったのも事実。自己顕示欲が旺盛なためか。面白がってやった以上のものではないのだろう。教育することは社会の義務か。何が良くて何が正しくないのか。義務と感じる必要がある。無関心は社会をだめにする。
干渉しないことはリスク回避。干渉することはリスクはあるが、何かを得られる可能性がある。行動する正常な心が必要。自分を再教育すべきか。