悲しいできごとに肩をこわばらすのは、

囚人(prisoner)特有のものだ。
これは映画「ミスティック・リバー」にて娘が殺された父親が怒りに震えているのを観て担当刑事が言った言葉。
話の内容は、マンハッタン郊外の住宅地での事件に端を発した、関係者間の友情と裏切りの話。ミステリーであり、標題の意味は、最後に分かる。
良くある話の構成として、犯人は最初からわかっているものがある。本作はこれとは異なり、そうだと思える人物が何人か出てくるが、なかなか特定できない。(観ている自分の注意不足かもしれないが。)
ヒントとして、登場人物の記憶が映像で流れることにより、少しずつ明確になる。かなり良いとは断言できないが、お勧めできる作品。ただ、個人的には、冒頭の話と、結末の因果関係が弱いと思う。

ミスティック・リバー [DVD]

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