Keep the faith/Bon Jovi

Bon Joviは高校生の時に初めて聴いた。相当に好きな友人がいて、CDを借りた。借りた中には、有名なSlippery when wet、New Jerseyなどがあった。一方で当時ラジオで良く流れていたのはアルバム標題曲や、Bed of Rosesだ。かなりスゴイ題名なのだが、キャッチーで歌も演奏も素晴らしいバンドだった。地元に近い東大寺でコンサートが開催され、ボンジョビ姉ちゃんといわれる少し派手で、パーマのお姉さん方が多く地元に押し寄せたのを覚えている。
当時はグランジロックブームで、この手のバンドは非難の矛先になった。そのため、Bon Joviサウンドもこの影響を受け、具体的には、当時持てはやされた重量感が、以前の作品に対して増したように思う。MOTOEY CRUEなどが転向するなか、Bon Joviは標題通り、信念(Faith)を持って踏ん張り音楽性を固持した。今なお、聴き直しても色あせないのは、その普遍性からか。商業化が進んだといわれる80年代音楽だが、それを壊したのは商業のプロパガンダである音楽雑誌群の消費者誘導ではなかったのだろうか。聴けば聴くほど果たして真実はなになのか考えさせられるエポックメイキングな名盤。

Keep the Faith

Keep the Faith

大曲"Dry County"は素晴らしい。

http://music.aol.com/videos/sessions/sessions_flash.adp
Bon Joviの過去の名曲をアコースティックセットで観ることができる。
(リッチーサンボラの運指は今なお美しい。)