診察
会社指定の診療所で診察。やはり、「休んだほうがいーよ」とのこと。で、いつまで休めば良いのだろうと考える。薬を処方されていないことを告げると、
「薬を処方してくれる診療所にあたってみればどうですか。薬があったほうがいいと思うな。でも、判断は、ご自身でね。困ったらいつでも連絡してくれてもよいですからね。」
今後も暗中模索の日々は続く。主治医を含め2人の医師に療養が必要だといわれたことになる。不定愁訴という言葉があるが、まさに自分自身はまさにこれではないかと思う。医師からすれば、リスクを避けるため「安静にするが良し!」と診断する気になりそうなものだ。
帰りは丁度昼間だったので診療所に近い日比谷公園によった。*1噴水広場では噴水が高らかに上がり、沢山の猫にであった。日比谷公園には異常なほど、猫が多い。前に来たときに同じ印象を持ったことを思い出した。
で、帰りに主治医のところに寄ったら、
「のんび〜りネ!のんび〜〜り!」
と指導され、また家に帰ってきた。どうなっているのだろう。
タバコは百害あって一利なしかと思いきや、そうでもないらしいことが書いてある。タバコを吸った後の学習能力は鋭敏になっており、タバコを吸わない人よりも良い成績を出す場合がある旨が記載されている。*2また、うつ病の場合、タバコを吸うことが鎮静剤を投与することに近い役割を果たすとの旨がある。しかし、内容の大半はタバコの常用は薬物依存に類似した効果があること、その原因がニコチンにあることなどが、臨床研究や疫学研究での実証結果を交え説明されている。
- 作者: 宮里勝政
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/01/20
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
そもそも、タバコ常用者の自分が読むと都合の良いところしか記憶に残らないのかもしれない。ニコチン依存からの脱却方法として、さらに急激にニコチンを摂取(タバコを頻繁に吸い)し、その効果(吐き気、咳き込みなど)を発生させ、タバコ自体を嫌いになる方法など、あまり考え付かない方法など盛りだくさんだ。
この本は喫煙・禁煙のどちらを支持する立場だ書かれたものでない。そのため、愛煙家であろうと嫌煙家であろうと読み手を選ばず、説得力をもっている。良著。