平穏

久々に平穏な休日だ。明日は友人の結婚式だから今日の内にゆっくりしたい。台風の後で空気もきれいだ。すがすがしいのだが、脳裏から不安が消えない。何が不安なのかもよくわからないが、このままの生活が死ぬまで続くのではないかとも思う。

マグダレンの祈り [DVD]

映画が終わったら現在の実在人物の状況がテロップで流れる。ようするに実話に基づく話だ。舞台はアイルランドの女性更生施設。閉鎖的な施設で一生を過ごし、外界へ出られずに終える。さまざまない生き方があるのだが、ただただレールが敷かれた人生を過ごす。社会が共生を拒んだために、施設から出れない。向き合うことから逃げないことが大切なのか。見るものに突き付けられるメッセージは人により異なる。

ションヤンの酒家 [DVD]

重慶へは友人が出張で行っていた気がする。監督は「故郷の香り」と同じ人。古くからの石作りの建物、大きな木、民家の瓦と、高度経済成長によりもたらされた現代的なビル。混在する今の重慶を、とても美しい映像で写す。話は、古い商店街の酒家亭主の女性の話。失恋も立退きもいろいろ。街と一体化した感じがものがなしい。傑作。

皆月 デラックス版 [DVD]

妻に駆け落ちされた男のロードムービー。少し暴力的過ぎる。ただ、能登半島の景色は美しい。

コンプリート・レコーディングス

癒しの音。でも内容は痛々しい。ブルースの最高峰だ。内容は本人が弾き語る形式。1950年代のものなので音質は良くないが、ロックやポップミュージックのルーツをたどればやがて行き着く。合掌。