多忙は多望か

最近はとても仕事が忙しい。休みの日は昼まで死んだように寝る。最近はこれが続いており、休息すべきときに仕事のことが頭から離れない。実際には離れているのだろうけど若干緊張状態にあるのだ。ストレスがたまってきていると思うし、これで体調を崩すと結局自分にしわ寄せがくるだけ。明日に回していると明日がパンクする。
去年の今ごろは鬱生活を満喫していたことを思い出す。満喫ではなく自己を見失ったような状態だったとも思うが。長期の目標が無くては忙殺されるだけで疲労感のみ後で感じることにはならないだろうか。疑問も感じる。一生懸命やることで全体のバランスが崩れ、心から余暇を楽しんだことがずっと前のことに思える。
忙しいと思うからいけないのかもしれない。全く暇なのだけど自分から忙しくしてしまっているのかもしれない。肩の力を抜いてゆっくりと先のことを考えてみる機会を進んで作らなければどうにもならないのかもしれない。今をがんばることで先を見ないようにしているのかもしれない。実は先が無いのにそれから目をそらしているのかもしれない。
不況感はどんどんますばかり。広告が少なくなったと都心のビル街を歩いていると思う。これから退職を勧められる機会が来るかもしれない。最大の防御は攻撃だとはいうものの、毎日をこなすのがやっとだと思う。能力が無いことを従事時間で補うしかないのかもしれないと思うし、自分に集中力が無いとも思う。考える時間を増やすことが大切だ。どれほど考えが詰まっているかが良い結果を得ることにつながる。でも、考えることは疲れることだ。これを読んでいる人に、うまくいかなくて大声をあげてしまいたくなったことはないだろうか。もう声が枯れてしまいそうなのだ。

STARTING OVER

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本作の「俺たちの明日」を「いいなー」と思えるということは、ステレオタイプな人間になっていることを自覚したともいえる。エレカシってこんなにブルースよりだったのかと思える作品。

シークレット・サンシャイン [DVD]

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個人的には韓国俳優の中でソン・ガンホが一番好きだ。いまのところ。人間味のあふれる演技は、現実的な作品が作品世界が好む自分にぴったりなのだ。本作はとても悲しい作品だ。感動するかどうかは見ている個々人の感性に依存する。ただ、鑑賞しているときは、だれもが深刻な顔つきになってしまうだろうと思う。「密陽」という街。行ってみたくなった。代わり映えのしない街なのだろうけど。傑作だしお勧めの作品。