親の責任は何か。

映画「is A」を観た。Aとは犯罪を犯した少年のことを指す。
少年を取り巻く家庭環境や、犯罪の被害者、警察など、様々な関係者が出てくる。それぞれの思いが錯綜する一方で、少年の暴走は止まない。非常に重い内容で、ハリウッド映画では考えられない終り方。観ている者に問いかける内容ともとれる。お勧めではあるが、観て泣ける!といった観点のものではなく、涙が出てこない。
犯罪にどのように対峙するのか。事が起こった場合、どのような立場に自分はおかれるのかによる。世の中で起こっている事件に対し、当事者意識をもって接することは困難だ。一方で、本作品は、仮想的に当事者意識を持てる作品とも言える。
いずれにせよ、重い作品。

イズ・エー [is A.] [DVD]

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